Cephem系抗菌薬 超キホン
・世代ごとにまずは1つづつ覚える
・商品名で覚えると、自分が病院を移ったりすると、わからなくなるから、
自分の使っている抗菌薬が第何世代の何(一般名)を使っているかを覚える。
第一世代 CEZ セファゾリン
第二世代 CTM セフォチアム パンスポリンⓇ
第三世代 CTRX セフトリアキソン ロセフィンⓇ ➡肝代謝(腎機能で調整不要)
CTX セフォタキシム ➡腎排泄
第四世代 CFPM セフェピム セフェピムⓇ →抗緑膿菌作用あり
◎症例
・70歳台 男性 肺炎で入院
既往:LC-C (T-bil6.0)
一般論:CAP(市中肺炎) ➡ CTRX ± AZM
このcase:CTX選択
指導医の思考:
市中肺炎➡肺炎球菌が最多の起炎菌、その他Haemophilus influenzae, Klebsiella なんかもあるし、第三世代セフェムを使いたいが、
肝臓悪いから腎排泄のセフォタキシムを使おう。
・SBP
1 st choice:CTX(セフォタキシム)
指導医の思考:
SBPになる人➡LC、腹水が溜まっている人→肝臓が悪い人
SBPだから、腸内細菌属をカバーしたいから第三世代投与しよう。肝臓悪いか
ら、CTRXじゃなくてCTXを使おう
“Antipseudomonal Antibiotics” 抗緑膿菌作用のある抗菌薬も覚えてしまいましょう。
CFPM セフェピム
CAZセフタジジム
PIPC/TAZ ピペラシリンタゾバクタム (ゾシンⓇ)
カルバペネム
アズトレオナム
(キノロン)
(アミノグリコシド)