サンプル症例:
①68M 認知症あり。施設入所中。歯間ブラシがなくなった。呑み込んだ可能性あり、
救急搬送された。
②2M ブロックで遊んでいて、口に入れていたが、口からなくなっていた。
のみこんだ?
吐きだした?
レントゲンで映るかどうか? 素材を聞く。持ってきてもらう。
→患者の体表にテープで張り付けてレントゲン。胸部・腹部単純レントゲン。
→映ってない
→CT? 内視鏡? 安静が無理など。→リスクベネフィットを考え判断
消化管異物でまずいもの
①ボタン電池→胃酸で溶けてアルカリ物質が出てくる。
アルカリ物質は組織融解性がある
→胃・消化管穿孔を起こしうる
②強力マグネット 2個以上
超粘膜をはさんでくっついて、その部分が血流低下、壊死、穿孔
くっついて動かないから排泄されない。
消化管異物でまずくないもの
2cm程度、鈍的、プラスチック
胃内→GIFでとれるなら取った方がよい可能性が高い
胃より先(肛側) → 心配なのは、詰まってしまう 破れてしまう
→継続的に診察。腹膜刺激症状が出現しないか。腹部単純写真。異物が動いていればOK
24時間以上、同一部位に停滞していたら、まずいかもしれない。