Dr.Yukaの5分間ティーチングブログ

聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 救命救急センター 北野夕佳の5分間ティーチング連載ブログです。日々の臨床で必要な知識を「型」として蓄積するブログです。

Stanford B型 大動脈解離

   ①メインの治療は降圧とrate control  sBP≦100-120  HR≦60

 

    大動脈が避けている穴から血液が入って、更に裂けるのを避ける。

 

   ②臓器不全のsign and symptom が出現しないかをモニタリングする

 

解離腔が広がることによって、どこかの臓器血流が落ちるかもしれない。

 

✓腎臓の血流が落ちたら尿量が下がる→尿道カテーテル挿入して尿量チェック

 

✓腹腔内臓器の血流が落ちたら→腸管虚血になる

  ∴ 腹痛、Lactate LDH  CK上昇がないかチェック

 

✓前脊髄動脈の血流が落ちたら→手足の感覚障害、麻痺

 

✓足背動脈もチェック

 

 

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